リーダーの資質
新幹線の中にある雑誌(WEDGE7月号)を読んでいましたら、興味ある記事が目に留まりました。
それはリーダーの資質についてです。興味ある記事で引用されていた呂新吾(中国、明の時代の碩学の人)が言うリーダーの資質は次の通りです。1)深沈厚重(深く考え、落ち着いている)2)磊落豪雄(細かいことにこだわらず、度量が大きい)3)聡明才弁(判断力があり、弁が立つ) 自分自身、通算10年近くある組織の代表の地位にいました。その地位を今年の3月末に降り、組織人から個人になりました。今は、代表であった時の自分を振返る良いチャンスのような気がします。自分がトップであった時を振り返りながら、リーダーの資質について議論してみたいです。事業運営するにあたって、連戦連勝はあり得ないです。そこで、私は、如何に負けを少なくするか、そして大きな負けになるような勝負はしないを経営の要諦としました。また、トップとして公私混同は慎むを自分に対して厳しく課していました。それと出来るだけ従業員との対話を大事にしてきました。トップであった期間の自分を自己採点すると、”大きな負けになるような勝負はしない” と”公私混同はしない” は100点に近いと自信を持って言えます。しかし、”従業員と対話する” に関しては60点くらいが率直な気持ちです。組織が100名前後の時は、特別な努力なしで従業員との対話が可能でした。しかし、300名を超すような組織になった時から、全従業員と対話することは無理と判断して、30名前後の主要メンバーとの対話中心に切替ました。その結果、従業員との直接対話の機会が著しく減ったことは否めないです。それが”従業員と対話する”の自己採点が低い理由です。記事を読んで気付いた点は、呂新吾が言うリーダーの資質はある程度あったような気がしますが、天賦の資質として私にあったとは思えません。自分が経営において大事にしてきた”大きな負けになるような勝負はしない”、”公私混同はしない”、”従業員と対話する”を実行する際、呂新吾が言うリーダーの資質の足りない部分があることに気付き、その足りない部分は補う努力をしてリーダーとしての面目をなんとか保つことが出来たのではないかと思料いたします。もう一つ付加えれば、愚直に”公私混同はしない”を守ることで、リーダーとして村田は信頼出来るの安心感(リーダーの品格)を従業員に与えることが出来たのではないかと推測しております。呂新吾が言うリーダーの資質のすべてが100点満点でも、リーダーとしての品格のない経営者は落第です。そのような経営者がみんなのやる気を起こさせることは出来ないでしょう。私は呂新吾のリーダーの資質に改定を加えたいです。改定版リーダーの資質は以下の通りです。
- 公私分別”(公私混同はしない)
- 深沈厚重(深く考え、落ち着いている)
- 磊落豪雄(細かいことにこだわらず、度量が大きい)
- 聡明才弁(判断力があり、弁が立つ)
コメント
おっしゃるとおり、リーダーとして求められるのは公私混同をしないを含めた4点が重要と思いますので、なるほどと拝見いたしました。それに必要かどうかわかりませんが、細かいところに気が利くということはどうなのでしょうか?これはリーダーというよりはいわゆる参謀役的な人が側にいた方が良いということになりますでしょうか。ここら辺りのところがいつも悩ましく思っており、なかなか一人では難しいなぁと考えています。
投稿者: ともさん | 2006年8月31日 18:27