杜祐祠「感動」
杜祐祠さんの作品ー杜祐祠さんの詩「感動」を紹介します。
感動
君は感動することを忘れたのだろうか
君は言う、
映画を見ていると感動に涙することがあると
君は言う、
スポーツを見ていると感動に涙することがあると
そんな感動はごみ箱に捨ててしまえと僕は言う
僕は思う、
ごみ箱に捨てる感動さえ自分は持っていないと
僕は思う、
感動することさえ自分は忘れてしまったのだと
ある日、感動という名の雷鳴が心に突然とどろいた。
雷と共に激しい雨が心の中にふってきた。
僕はその雨の中に傘もささずに飛び出した。
僕は感動することを忘れたのだろうか
君は言う、
雨の中に傘もささずに飛び出した貴方は感動的だったと
僕も言う、
雨の中に傘もささずに飛び出した僕は感動を覚えたと
僕は感動することを忘れたのだろうか
君は言う、
すべてが感動的よ、映画、スポーツ、そして貴方の人生
僕も言う、
すべてが感動的だ、映画、スポーツ、そして我々の人生