2007年12月アーカイブ

繰越欠損金

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租税法解釈ー繰越欠損金に関わる法人税法上の取扱いを説明しています。

 

事業は常に利益が生じるものではありません。その事業の運営如何によっては、赤字になることもあります。そのような状況の中、単年度の利益に対して課税するという所得課税の原則を貫くと税負担が加重になります。そのような弊害を排除する目的として法人税では、欠損金額の繰越控除が認められています。つまり、確定申告書を提出する内国法人の各事業年度開始の日前7年以内に開始した事業年度において生じた欠損金額がある場合、当該欠損金額に相当する金額は、当該各事業年度の所得の金額の計算上、損金の額に算入できます(法57?)。
欠損金額の繰越控除の要件は以下の三つです。

?     各事業年度開始の日前7年以内に開始した税務上の欠損金であること。

?     青色申告書を提出した事業年度の時に生じた欠損金であること。

?     毎期継続的に連続して確定申告書を提出していること。

上記要件で留意を要する点は、税務上の欠損金が繰越控除の対象となる欠損金です。会計上の当期純損失と税務上の欠損金は多くの場合異なります。

 

税務調査で法人が帳簿整備・運用状況が不備との理由で青色申告を取り消された場合、当該法人は白色申告法人となります。そうなると欠損金額の繰越控除の要件を満たさなくなり、欠損金額の繰越控除が出来なくなります。

次に、欠損金を抱えている法人を買収する方法で租税回避をする行為を規制するため、一定の繰越欠損金の控除が出来なくなること、および一定の資産の譲渡損失は損金不算入となります(法57?)

 

欠損金の繰越控除に関わる条文を下記に引用いたします。

私の記事「裁判における争点の検討と移転価格課税の現状の検討」が税務事例(財経詳報社発行)1月号に掲載されました。

 

移転価格の分野においては、裁量主義的課税が横行しています。そのような由々しき現状を打開するには、移転価格税制(租税特別措置法66条の4)の文理解釈を吟味する必要があります。税法の文理解釈の深化は、裁判での議論およびその議論の結果なされる裁判所の判断によって達成できるものと考えます。そこで、税務訴訟で判決の出ている移転価格案件を分析しました。その分析結果を移転価格課税の現状と対比して「裁判における争点の検討と移転価格課税の現状の検討」という記事に認めました。ご興味があれば税務事例(財経詳報社発行)1月号をご一読下さい。

ヒトの未来を考える

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清談涼談?私の独断と偏見による仮説「ヒトの性的魅力は脳の量が多いほど増す」についてです。

 

地球は生まれて45億年経ち、そして地上に生命が生まれたのは38億年前、人類はアフリカで500万年?600万年前にチンパンジーから分岐して出現、ホモサピエンス(ヒト)は10万年前?14万年前に現れています。そして、今、ヒトは世界中に住んでいます。億年単位の生命の進化・繁殖という観点から考えると、まさにヒトの繁殖は宇宙のビッグバンに匹敵するほどの爆発的人口増加です。ヒトは動物の中では成長速度が遅い部類に属します。そのヒトが何故爆発的人口増加できたのでしょうか。その答えのひとつとして「おばあさん仮説」があります。おばあさん仮説とはクリスティン・ホークスをはじめとした何人かの人類学者が唱える「ヒトの女性が自らの繁殖から解放された後、おばあさんとしてその知恵と経験を生かして自分の娘や血縁者の子育てを援助することにより、結局、繁殖成功度を上昇することができた」という仮説です。繁殖年齢と寿命は一致するように進化するのが普通です。動物は通常繁殖能力が無くなった時、寿命が尽きます。しかし、ヒトだけが例外で繁殖能力がなくなっても20年?30年と生きています。 「おばあさん仮説」という言葉に興味を引かれたことからヒトの進化に興味を持ちました。ここから先の議論はまったくの私見で、学術的根拠のない議論です。その議論を「性的魅力に関する脳量仮説」と名づけます。「性的魅力に関する脳量仮説」とは「ヒトの性的魅力は脳の量が多いほど増すという仮説」です。ヒトの脳が体重に比べて相対的に非常に大きいことは特質されることです。ヒトの脳は、生存のためだけであればチンパンジーレベルの300?で十分、1,500?も要らないはずです。何故ヒトは、チンパンジーの5倍も脳を必要としたのでしょうか? 知床に行った時、ガイドの人から「鹿の世界では、角が立派で、身体が大きく、左右対称の顔をしたオスがメスにもてる」との説明を受けました。身体が大きく、左右対称の顔はそのオスのDNAが正常であることを示しています。立派な角はメスに対する性的アピールではないかと推測します。孔雀のオスの尾羽根も立派なほどメスにもてます。鹿のメスや孔雀のメスが立派な角や立派な尾羽根に惹かれるように、ヒトの女性は詩、音楽、政治、哲学、絵画、宗教に惹かれます。ヒトの女性が性的魅力を感じる特性はすべて脳が作り出すものです。よって「性的魅力に関する脳量仮説」は強ち的外れとは思いません。しかし、「性的魅力に関する脳量仮説」はヒトの未来を考える時、危険な帰結を生む可能性があります。鹿の角が立派過ぎると森林を走るとき角が障害物になってしまいます。孔雀のオスの尾羽根があれ以上長くなると飛ぶことが出来ません。ヒトの大きな脳は孔雀のオスの尾羽根のようなものかも知れません。性的アピールを高めるための動物の進化は止め処もなく進む可能性があります。そうであれば、ヒトの脳は暴走する可能性があります。この50年の間にヒトは宇宙にも行きました。核兵器も開発しました。近年になってヒトの脳は暴走しているのかも知れません。45億年を1年に換算すると、10万年前は12分弱となります。そして、今を110000分としますと、ヒトが地上に現れたのは前年の12312348分になります。それではヒトは12分後の110012に生存しているでしょうか?「性的魅力に関する脳量仮説」が正しいとすると、ヒトはあと1分も生きていないかも知れません。ヒトがより長く生存するためには、ヒトの脳の暴走を止める必要があります。

 

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