2008年1月アーカイブ

年金徳政令

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清談涼談―年金に関して興味ある記事がありました。今回はその記事を引用いたします。

 

週間東洋経済(2008126)の記事『ミスターWHOの少数異見"2008年の初夢―「年金徳政令」しかない"』は、荒唐無稽な議論ですが非常に示唆に富む年金解決策です。その記事の一部を引用いたします。

 

初夢を見た。‐‐中略‐‐世界一おとなしい国民もさすがに立ち上がり、デモの大群が社保庁を取り囲んだ。が、ここで局面は意外な展開を見せる。官邸が突如、「徳政令」を出し、5000万件の解明作業を中止すると共に、申し立てどおり全員に全額を無条件給付すると発表したのだ。列島がどよめいた。不心得な不正申請者に給付すれば、それこそ不公正の極みではないか、厚生官僚の不正追求や政治家の責任はどうするのか‐‐等々、喧々囂々(けんけんごうごう)の議論が巻き起こったが、すぐに国民は他に現実的な選択肢が無いことを理解した。

 

今後十年、社保庁職員にムダな給与と時間を与えても、完璧な照合はできない。その間、年金を受領できず死んでゆく国民をどうするのか。かつて国連加盟に際し、公職選挙法違反者を「大赦」した国である。それに比べれば、こちらの「徳政」の方がはるかに説得力があると言えるだろう。‐‐国民の大多数がこの「大岡さばき」を受け入れた。

 

ただし、二つの条件が付けられた。

1つ。国民年金の確信犯的未納者(49%)を含め、今後の未納者には給付しない。

2つ。社保庁関係者の年金給付額を一律5割カット。

見返りに、横領・隠蔽・不作為等の罪は免責する。

残る問題は財源だった。ところが、某グリーンピア施設撤去作業中に、金塊の山が発見された。「霞ヶ関埋蔵金」ならぬ「消えた徳川埋蔵金」が出てきたのだ。社保庁の中で一番誠実そうな人が選抜され、埋蔵金の評価に当たった。彼が叫んだ。「100兆円はある。これで"消えた年金"が帳消しになる!」。その瞬間、夢から覚めた。

 

この記事で述べられていることは、案外、有効な年金の解決策かも知れません。しかし、100兆円の埋蔵金を当てにする必要はないです。基礎年金の財源不足を補うために必要な財源は10兆円前後です。10兆円前後の埋蔵金であれば特別会計の中にあると確信しております。

年金制度改革について

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日本経済新聞が17日に年金制度改革に関する報告をまとめました。

 

日本経済新聞が年金制度改革に関する見解をまとめました。そして、その内容がこの17日に報道されました。そのことについて私見をもうしあげます。自分の子供たち、つまり20歳から30歳後半までの若年層と話していると、現行の公的年金制度への不信感は拭い去ることが出来ないくらい強いことがヒシヒシと感じられます。この年代の多くの人々は、支払う保険料より年金でもらう金額は少ないと考えることより保険料の支払いを拒否することが正しい選択のであると考えています。更にこの世代は、格差の影響をいちばん受けている年代です。年収200万円以下の人が昨年1,000万人を超えたとの報道がありましたが、この低所得者層のかなりの部分を若年層が占めています。低所得者層に所属する人々は年金保険料を支払うことが出来ません。保険料徴収方式ですと、低所得者層の人々の年金保険料の未納が増えると制度は破綻していまいます。つまり、格差の問題から保険料徴収方式の現行公的年金制度は機能不全の状態になっています。

社会保険庁の改革は信頼回復のために重要なことですが、信頼回復を図るだけでは問題解決にはなりません。格差は、時の経過と平行移動して若年層から熟年層に移っていきます。このような状況下で、出された報告は時宜を得た報告と評価いたします。紙面の都合上、日経の当該報告の内容を次回以降で詳らかにいたします。

年頭のご挨拶を申しあげます。

 

新年あけましておめでとうございます。

昨年の世相を反映した文字が「偽」であったこと、そして、その文字が違和感なく感じられることが残念です。そこで、平成20年年頭の言葉に代えて「義」という文字に今年の希望を託したいです。義とは「人のおこないが道理に適っていること」あるいは「正しいこと」を意味すると思料します。論語に「義を見てせざるは勇なきなり」との言葉があります。しかし、生活する中で、見て見ぬふりをしてしまうことがしばしばあります。「義」という文字に今年の希望を託すのであれば、見て見ぬふりしないことが大事なように思います。

 

本年も読者のみなさまにとって良いお年であることを祈念いたします。

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