IFRSは誰のもの!?

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IFRSに対する出版界の熱狂振りに懸念した岡目八目の議論です。

 

多くのIFRS関連の書籍が大型書店に平積みされています。私見ですが、IFRSに対する出版界の熱狂振りに浮かされて、IFRSの全体像が見えなくなっているように感じます。IFRSに対する出版界の熱狂振りは、あたかも、従来の企業会計原則が2015年にはその役目を終えて主役の座をIFRSに明け渡す会計維新を惹起させます。

私の懸念は、IFRSの強制適用が早ければ2015年に開始される可能性の意味するところが曖昧に思われるところにあります。本邦には250万社を超える株式会社があると言われています。その250万社超すべての株式会社がIFRSの対象になるのか、あるいは、約3,700社の上場企業(全株式会社のわずか0.1%強)のみが対象になるのかがいまひとつ不明なことです。もし、IFRSの適用が上場企業のみに対してであるなら、従来の企業会計原則にとって代わるとは考えにくいです。今のIFRSブームは、木を見て森を見ない話に基づいているような気がします。「IFRSは誰のもの!?」は、多くの人の素朴な疑問のように思われます。

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