幸せのレール
「28歳にして後楽園球場公演で5万人を呼べるスーパースターと呼ばれる人生などめったにあるものではない。銀行には億の預金があった。富士山が見える山中湖にスタジオ付きの邸宅も構えた。その矢沢が30代あがき続けたと総括した理由は何か。後楽園のステージを終えた矢沢は鏡をにらみ据え、かぶりを振った。違う・・・こんなはずじゃなかった。登った急坂に残った轍(わだち)を振り返った。ふっと見たらハッピーという幸せのレールは隣にあった。幸せのレールと成功のレールがつながっていなかった。取って、取って、上に行けたら、ものすごくハッピーになれると思ってた。なのに・・現実はちっとも幸せじゃない。こんなもんなの?必ずしも居心地よくねえなと思った」これは、還暦をむかえた矢沢永吉のコンサートでの独り言です。
幸せになるための切符を入手することは、意外に簡単!でも、その切符はおカネで買えないところが案外難しいのかもしれません。
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確かに矢沢永吉さんのようにトップにいる人は「幸せ」というよりも、どちらかというと「孤独感」だったりするのかも知れませんね。けれど、トップに上り詰めた人しか味わう事のできない「爽快感」や「達成感」みたいなものを感じることができるのでしょう。人並みの「幸せ」を感じるには「ほどほど」が、もしかしたらいいのかも知れませんし、でもやっぱり個人個人の胸三寸かな、と思ったり。思わず引き寄せられ、考えさせられるお話でした。