「イスラム国」について!

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「イスラム国」について毎日報道されています。

しかし、「イスラム国」とか「イスラムの世界」は私の理解の埒外にあります。そこで、「イスラム国」、「イスラムの世界」について調べました。

これは私の自習ノートです。

  • 「イスラム国」は武装集団である。
  • 「イスラム国」は2003年のイラク戦争後にスンニ派の多いイラク西部や北部に現れた。
  • 「イスラム国」は、預言者[1]ムハンマドの後継者が全世界を指導するカリフ制の再興を主張している。武力を用いて既存の制度や権力を破壊し7世紀の初期のイスラムを模範としたカリフ制国家を樹立することこそ宗教的義務であり、歴史的必然であると主張している。
  • 西暦632年にムハンマドが死去した後、イスラム共同体の指導者、最高権威者の称号がカリフである。
  • スンニ派とシーア派の対立は、イスラム教の始祖である預言者ムハンマドの後継者をめぐる7世紀の党派抗争が発端である。
  • スンニ派はカリフの権威を尊重、一方シーア派はカリフの権威を否定する。
  • 世界のイスラム教徒の数は、2012年時点の推計で約16億人。そのうち75%超がスンニ派で、シーア派は20%以下とみられている。ただし、シーア派が多数の国もあり、イランでは9割を超え、アゼルバイジャンで7割前後、イラク、バーレーンでは約6割を占めている。

 下記は、日経2014年9月12日 経済教室「強まる地政学リスク(下)」東京大学准教授池内恵氏の論文より抜粋した。

 「イスラム国」は現在の実態はともかく、カリフ制、イスラム法施行といったムスリム(イスラム教徒のこと)の多くが真理であり正義であると感じる理念を掲げて生じた。そのためのジハードも正当で義務であると捉える議論は現地では反論しにくい。(米国の)過剰な武力行使や、正統性に欠け武力で国民を弾圧しているとみなされる諸政権を単に支持し防衛すれば、またも米国本土にテロの矛先が向きかねない。
 

 世界のムスリムの一部を過激な行動に駆り立ててきたのは、アラブ諸国の政治体制が「不正義」であり、それを倒すためには背後で支援する外国勢力にも打撃を加えなければならないという認識と思想である。これが払拭されなければ、事態の根本的な解決には至らないだろう。紛争と対策の長期化を予想すべきである。



[1] 「預言者」は、神の言葉を「預かり」これを人々に伝えることを指名された人。「予言者」は、将来こういうことが起こるぞ!と予告する人で、預言者ではない。

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